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- CO, GOってなに?
お子さんの学校の歯科検診時で、
「CO」や「GO」をいう言葉を耳にすることがあるでしょう。
定期検診ではむし歯の治療が必要ないのに治療のお知らせを受け取ったお子さんもいます。
それが今回お話しするCO, GOという判定です。
あまり聞く機会は多くないかもしれませんが、
実は質問を受けることが多い「CO, GOってなに?」についてお話しします。
「CO」は初期むし歯、「GO」は軽度の歯肉炎で、定期的な観察が必要とされます。
この段階で気づき、きちんとケアを続ければ、どちらも健康な状態に回復することも可能性です。
<アルファベットの説明>
C・・・むし歯:「C」はCariesの略で、英語で「むし歯」の意味
G・・・歯肉炎(歯ぐきのはれ):「G」はGingivitisの略で、英語で「歯肉炎」の意味
O・・・観察:「O」はObservationの略で、英語で「観察」の意味
CO、GO・・・それぞれ「シーオー」「ジーオー」と読みます。Oは数字のゼロではありません。
COは初期むし歯といい、欠けたり穴が開いたりはしていませんが、
奥歯の溝が茶色くなってきたり、むし歯の一部が白く濁って斑状になったりしている場合に判定されます。
削ったり詰め物をする必要はありませんが、生え始めの永久歯は特にむし歯の進行が早く油断禁物です。
歯科医院で歯垢を除去できる歯磨きの指導を受けたり、
歯質を強化するフッ素を塗布するなどの処置を受けることをお勧めします。
COは人間が本来持っている歯の再石灰化の力で改善が可能ですので、
指導や処置を受けたことをきちんと継続していけば改善が見込めます。
GOは歯石の付着はないけれど歯垢の付着が原因で軽度の歯肉炎が発生している場合に判定されます。
歯肉炎がひどくなったり、歯石が沈着してしまう前に、
歯科医院で歯の掃除をしてもらったり、適切なブラッシングの指導を受けたりすると良いでしょう。