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「治療」よりも「予防」の意識を高めましょう~予防歯科~
従来、歯医者は病気になったときに治療しに行く場所とされてきました。これは歯科医院の役割が、内科や外科と同じように考えられていたからです。しかし 虫歯や歯周病は風邪などと違って、いくら治療をしても一度削ってしまったり抜いてしまったりした歯が元どおりになることはできません。「治療」以前に「予防」に取り組むことが、大切なのです。
戸田駅から徒歩2分の歯医者「さわだ歯科クリニック戸田」の予防歯科では、まず予防の大切さを皆さんにしっかりとお伝えすることが大切だと考えています。予防のために、痛くなる前からご来院いただくことが、患者さんにとってメリットが大きいのは明らかだからです。ご自身のために、今から予防のための通院習慣を身につけましょう。
日本と欧米の歯科予防意識の違い
日本と欧米では、歯科予防に関する意識に大きな差があることをご存じですか? 日本に比べ、アメリカやスウェーデンではかねてから予防意識がとても高く、その結果は年齢を重ねてからの歯の残存数に、顕著に表れています。
85歳時点の歯の平均残存数の比較 | ||
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アメリカ |
スウェーデン |
日本 |
15.8本 | 19.5本 | 7本 |
この差は、なぜ生まれたのでしょうか? 実はその背景には、「保険制度の違い」があります。アメリカやスウェーデンでは、虫歯・歯周病治療に保険が適用されません。そのため虫歯治療が必要になると、高い治療費がかかってしまいます。そこで、子どものころから矯正治療で歯並びを整えたり、クリーニングを受けたりして虫歯・歯周病を予防しているのです。
それに対して日本では、虫歯治療にも保険が適用されます。そのため、内科や外科などのように、悪いところができたら治療をするのが当たり前になってしまったのです。しかし、保険適用の対象となるのは「最低限の機能回復」であり、「歯を削って詰める」ことしかできません。その結果再発・再治療をくり返し、最後には歯を失ってしまうのです。
日本は現在、残念ながら予防について出遅れているといえます。正しい知識を得て、予防に取り組むこと。それが、今もっとも大切なことだといえるのではないでしょうか。
予防メニュー紹介
プラークの染め出し
ブラッシングにはどうしてもクセがあり、プラーク(歯垢)が残りやすい場所ができてしまいます。そこで残ったプラークを赤く染め出して、ブラッシングのクセをチェックします。
ブラッシング指導
予防の基本となるブラッシングは、一人ひとりのお口の状態に合った方法で行うことが必要です。「プラークの染め出し」を行った結果をもとに、日ごろのクセを改善しながら正しいみがき方を指導します。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
PMTCとは、歯科医院で専門的な器具を使って行う、歯のクリーニングのことです。歯と歯、歯と歯ぐきの間のプラークや歯石を徹底的に取り除き、虫歯・歯周病予防につなげます。
フッ素塗布
歯質を強くし虫歯菌への抵抗力を高める効果を持つフッ素を、定期的に歯の表面に塗布し、虫歯予防につなげます。ごく初期の虫歯であれば、これによって歯の再石灰化が促され、治癒が期待できるケースもあります。
咬み合わせのチェック
咬み合わせの乱れは、食べ物がしっかり咬みくだけないだけでなく、ブラッシングがしにくいことで虫歯・歯周病になりやすくなります。そこで咬み合わせのチェックを行い、必要があれば改善へ導く治療を行います。
生活習慣指導
食事やブラッシングのタイミング、嗜好品の有無、睡眠時間など、生活習慣はお口の健康に深く関わっています。現在の生活習慣を伺い、改善の指導があれば指導を行います。