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ワンタフトブラシの効果的な使い方とは?
「ワンタフトブラシ」という言葉をきいたことはありますか?
今回は、ワンタフトブラシなんて初めて聞いた、よくわからない、という方に、ワンタフトブラシとはどんな物で、どんな時に、どうやって使えばいいか、をご紹介していきます。
ワンタフトブラシってなあに?
ドラッグストアやスーパー、歯科医院で、毛束が中央にまとまってペン型になっている小さな歯ブラシを見たことはありませんか?
↑の写真が、ワンタフトブラシです!
普通の歯ブラシでは磨きにくい場所を、ピンポイントで磨くことができるブラシです。
ポイントブラシ、タフトブラシ、プラウトブラシ、インプロなどと呼ばれることもあります。
ワンタフトブラシは、日本ではまだ主流ではありませんが、予防歯科の先進国、スウェーデンでは、メインに使われている歯ブラシなんです!
ワンタフトブラシはどんな時に使えばいい…
①歯並びが悪いところ
歯並びががたがたしていたり、重なって生えていたりするところは、磨きにくいので、どうしても歯と歯の間にプラークや食べかすが残りがち。通常の歯ブラシでは毛先が届かないことも多いのですが、山型にカットされた小さいワンタフトブラシなら届きます。
➁親知らずの周り(生え途中の歯)
斜めに生えてしまった親知らずの周りや、生えている途中の歯の周りは、歯ぐきが被っていて、汚れが多くなってしまう箇所です。食べかすが残っていると、細菌が増え、感染したり炎症を起こす場合があります。
そんな細かい隙間にピンポイントで毛先を当てられるのがワンタフトブラシ!です。
③歯ブラシでは磨きにくい奥の歯
奥の歯は、最も歯周病や虫歯が進行しやすい場所です。
しかし、普通の歯ブラシではヘッドの部分が大きすぎて、毛先が奥まで届かず当てたい部分にうまく当たらなかったり、異物感が強く嘔吐反射がある場合も気持ちが悪くなってしまったりすることもあります。
ワンタフトブラシは、ヘッドの部分が小さいため、奥歯でも簡単に磨くことができ、虫歯や歯周病のリスクが高い部分の汚れを落とすことができます。
④ブリッジの下やかぶせ物の根元(歯ぐきとの境目)
ブリッジは失った歯の両側を橋のようにつなげて人工歯を装着する治療です。歯を失ったところは、ポンティックとよばれるダミーの歯の部分があります。
このポンティックの部分は、隙間があって食べかすが溜まりやすくなります。そこを掃除しやすいのが、ワンタフトブラシです。
またかぶせ物の入っている歯の根元は段差ができて汚れがたまりやすくなっています。歯ぐきとの境目のキワ(段差)にもワンタフトブラシなら当てやすいです。
ブリッジは土台の歯が1つでも虫歯になれば、ブリッジごと再治療が必要となり、すべてやり直しとなることも。。。治療には時間もお金もかかるため、毎日の清掃がとても大切です。
⑤インプラント
インプラントは、歯を失ったところに埋める人工の歯、インプラント自体は虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎といって、自身の歯と同じように歯周病になることがあります。
その原因は、インプラント周りの磨き残し、人工歯のため自覚症状が少なく、気が付いたときには、歯周病がかなり進行しているケースもたくさんあります。インプラント歯周炎が悪化すれば、最悪の場合、インプラント自体が抜けてしまうこともあります。
そうならない様にするためには、磨きやすいワンタフトブラシで細かい部分もしっかり磨く必要があります。
⑥前歯の裏側
前歯の裏側は歯石の付着しやすい部位です。
シャベルのように凹んだ形をしているので、普通の歯ブラシでこのくぼみをうまく磨くのはなかなか難しいです。
ワンタフトブラシなら、先端が尖っているので、ピンポイントでこのくぼみに届きます。
⑦矯正器具の周囲
矯正器具をつけている場合、ブラケットとよばれる装置の周りや、ワイヤーの下は汚れがたまりやすく、矯正装置をつけただけで虫歯リスクが4倍もアップすると言われるほど!
ワンタフトブラシを使うと装置のデコボコ部分にもぴったりとフィットして磨けるため、普通の歯ブラシより汚れが効率的に落とせます。
⑧孤立歯の周り
歯の喪失などにより、隣の歯がないところは、歯の横の面も磨く必要があります。
入れ歯のバネがかかる歯である場合も多く、この歯が虫歯や歯周病になると、入れ歯が合わなくなったり、作り直しが必要になる場合もあります。
隣の歯がなく、孤立している歯は、歯の周り360°ぐるっと磨いてあげましょう!
~ワンタフトブラシの効果的な使い方~
歯と歯ぐきの境目をなぞるように使う!
ワンタフトブラシは歯と歯ぐきの境目に毛先を当ててなぞるように動かして使います。
山型になっている毛先を歯と歯ぐきの境目に直角に当て、力をいれずに小刻みに優しく動かしてください。
歯ぐきの上を円形にくるくると回すとマッサージもできます。
尚、ワンタフトブラシの持ち方はペングリップとよばれる、えんぴつを持つような持ち方になります。手元のコントロールが安定し、細かく動かしやすくなります。
鏡を見ながら、毛先がしっかり当たっているか、確認しながら磨くといいですね!
歯ブラシやフロスと併用する
ワンタフトブラシで全ての歯を磨くとなると時間がかかって大変。。。まずは普段使っている長方形ヘッドの3列歯ブラシで全体的に磨きましょう。
その後、歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシ、磨きにくいポイント部分はワンタフトブラシを使い、効率よく汚れを落としましょう。
普通の歯ブラシの後だと、ついつい忘れてしまったり、面倒臭くなってしまう。。。という方は、歯ブラシの前に使うのをおすすめします!
ワンタフトブラシの交換時期
普通の歯ブラシと同様に、毛先が開いてきたら交換時期です。
毛先が開いたブラシだと、清掃効果が下がってしまったり、歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。また、細菌も繁殖してしまうので、使用頻度によっても異なりますが、大体1か月程度で交換するようにしましょう。
ワンタフトブラシには、毛束の形状や毛の長さ、硬さなども、様々な種類があります。
どんな物を使ったらいいかお悩みの方は、歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。
毎日のセルフケアでワンタフトブラシを使い、効率よく簡単に、虫歯や歯周病の予防をしていきましょう。
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通常価格税込¥120 → ¥100となっております。
この機会にワンタフトでプラスケアをお試しください!
さわだ歯科クリニック戸田
院長 澤田 尚也