子どもの歯科矯正 1

戸田駅徒歩2分の歯医者「さわだ歯科クリニック戸田」院長の澤田尚也です。

 

今回は、矯正についてのお話です。

 

歯科矯正を始めるのは、何歳くらいがいいですか?

という質問を、たびたびうけるのですが、

口の中の状態は、一人ひとり違うので、一概に「開始は何歳から」と断言することはできません。

逆に言えば、歯科矯正は何歳からでも始められます。

 

しかし、もっとも理想的なのは、

「あごが成長段階にある幼児期から、矯正歯科医が定期的に観察していく」ということです。

というのも、歯並びやかみ合わせの問題は、歯の土台となる、あごの形や大きさと大きな関係があるからです。

矯正歯科治療は、第一期治療とよばれる早期治療と第二期治療とよばれる本格治療に分けられます。

 

早期治療とは、大人の歯が生えそろう前のあごの成長段階にあごの成長を誘導したり、あごを広げることで、かみ合わせや、あごの形や大きさの改善を行うものです。

生えてくる大人の歯に対して、あごが小さく、スペースが足りなければ、その歯をきれいに並べるためには、歯を抜いて、スペースを作らなくてはなりません。

大人の歯がきちんと生えるスペースを確保する、ということが、早期治療の目的です。

これは、あごが成長段階にあり、骨がやわらかい子どもの時にしかできません。

実際、歯科矯正を始めるのは、7~8歳くらいが多いかと思います。

それは、ちょうど前歯が生え変わり、将来の歯並びがある程度、予測できることと、患者さんである子ども自身に、治療に対する自覚が生まれることが理由として挙げられます。

しかし、あごの骨格に問題がある受け口や開咬、交叉咬合といった不正咬合は、早めに治療した方がいい場合も多く、ケースバイケースです。

 

当院では、月に一度、矯正歯科医による診察を行っており、治療を始めるのに適したタイミングや、治療費等、無料相談致します。

お子さんの歯並びが気になるようなら、早めに一度、相談だけでもしておくことをお勧めします。